メジャーリーグ観戦:A’s vs Devil Rays

 今日は、スポーツ第2弾。オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)タンパベイ・デビルレイズ(Tampa Bay Devil Rays)の試合観戦。I880を北上し、やってきたのはマカフィー・コロシアム(McAfee Coliseum)。以前はネットワーク・アソシエイツ・コロシアムと呼ばれていた球場だ。

 自動車を駐車場に停めて当日券購入の列に並ぶ。窓口で内野席をリクエストすると一塁側のを用意してくれた。今日は3連戦の最終日。天気はまさに快晴のベースボール日和。さらに日曜日とあって観客席は満員の盛況。A’sのユニフォームの緑と黄色でスタンドがいっぱいになっている。

 青い空の下、まばゆいばかりの日差しが降りそそぎ、フィールドの芝生が鮮やかな緑に輝いて美しい。”カツン”と乾いたバットのボールをはじく音。それに呼応して球場に響く歓声。何でメジャーリーグの球場はこんなにいい雰囲気なのだろう。ビール片手にホットドックをほおばり、シートに座って観戦しているのがなんとも言えずに幸せなのだ。

 目の前で繰り広げられるプレイを観ながらフィールド・オブ・ドリームス(Field of Dreams)の「ここは天国かい?」という台詞が頭に浮かんできた。フットボールはアメリカのパッションの体現だが、ベースボールは観る者を幸せにするものなのだ。
 主人公のレイ・キンセラが農場を担保として、今まさに奪い取られてしまうシーン。チャールズ・マンがレイに語りかける-
一人20ドル。
みな当たり前のように払うよ。
金はあるが心の平和がないのだ。
彼らはここに座る。すばらしい天気の午後、シャツ姿で。
子供の頃、そこから自分たちの英雄を応援した。
そして試合を見る。
皆やってくるよ。
長い年月変わらなかったのは、野球だけだ。
本当にそうだ。野球はアメリカという国を形づくってきたひとつなのだ。

フィールド・オブ・ドリームス
フィル・アルデン・ロビンソン ケビン・コスナー エイミー・マディガン
B0000ABA72


 試合は2回にDevil Raysがヒット2本で1点を先制した後は、7回までは息の詰まるような投手戦。しかし、観客は焦らない。基本的にA’sは後半キャッチアップ型のチームだからだ。期待して観ているとやはりそのとおりになってきた。7回裏、ランナーを一人おいて5番Chavesの打った打球は、大きな弧を描いて右中間スタンドに飛び込む2ランホームラン!観客がいっせいにスタンディングオベーション。8回裏にはダメ押しの1点も入り、試合は3-1でA’sのすばらしい逆転劇。試合時間2時間あまりの非常に爽快な試合でした。
 これで、A'sはアメリカンリーグ西地区トップの足固めを一歩進め、観客は皆満足をしてスタジアムを後にしたのでした。

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