Computer History Museum見学

 次にYahoo!に行く予定でいたが、他に何か見に行くところがないかなと、何気なくNever Lostのローカルアトラクションを見てみる。とすぐ近くに「Computer History Museum」というのがあるではないか。早速そこを指定しドライブ再会。ただすぐトイレに行きたかったので、目的地の道路を隔てたところにあるStarbucksに立ち寄って休憩。

 Computer History Museumは、以前より活動はしていたようだが、現在の建物のように大規模なエキシビションができたのは2002年らしい。入場料は無料。カウンターに行くと、色々と説明され、"グループのツアーに参加しても自分一人で見ていっても好きにしていい"と言われた。ホールに入っていくと、たまたまガイドが訪問者グループ12,3人を前に説明をしている。ちょっと耳を傾けていると、どうやらそのガイドの人の説明を聞いた方が良さそうなので、そのグループに合流。こちらで言えば学芸員と言っていいだろうか。そのガイドの方の説明はとても流ちょうで、かつ深い造詣さを感じる、方であった。

 ここには、寄贈されたり、復元されたりした、計算機が年代ごとに順に並べられている「ストレージ」なのだ。古くはそろばんや計算尺も展示されており、チャールズバベットの計算機やENIAC、エニグマがあり、HDの初期のもの(ものすごくでかい)があり、そしてCRAYがあり…と計算機の発展の歴史がよくわかる展示であった。もちろんガイドの人の説明が非常にスムーズでわかりやすいものであるからなのだが。
 目を引いたのが、Googleの創業者であるサーゲイブリンとラリーペイジの2人がGoogleの初期のデータセンターとなるお手製のサーバ。本で読んだ、Googleのデータベースマシンとはいうのはこれなんだといたく感動。
Googleの初期のデータセンター用サーバ
 他、ガイドの人の懇切ていねいな説明を聞きながら観て回ったら、丸々2時間を過ごしました。しかし、このミュージアムはとてもいいものでした。一見いや必見の価値がありますね。機会があれば是非とも行ってみるといいと思います。それにしても、アメリカは計算機の発展の歴史は自分たちの重要な文化として捉え、こうやってしっかりしたミュージアムを公開しているのだから、やはりさすがとしか言いようがないです。有能な技術者が次々と生まれるという土壌は、こういう「先陣の技術を評価し、大切に保存する」という活動からも見て取れます。
 今回、偶然にもナビに表示されたスポットとして、とてもラッキーな訪問が出きました。

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