L.A.で危機一髪!

 6時15分、Barstow出発。
 Motel66のおじさんが、出がけに"Have a Good Trip!"と声をかけてくれた。"Thanks!"。

 I15をL.A.に向かってひたすら進む。夢の西海岸はもうすぐだ、などと期待に胸膨らませながら、車を走らせる。San Bernardinoの付近に来ると急に車の量が増えてきた。ちょうど8時に差しかかる頃で、通勤ラッシュの時間だ。L.A.に向かって突き進むたくさんの車。今まで田舎道(といってもハイウェイだが)の交通量の少ない道路を走ってきたので、割と快適にドライブしてきたわけだが、ここからはちょっと気をつけなければならない。何しろ70マイル近くのスピードで、大量の車が5車線で高速レーンチェンジをしたり、インターセクションで合流してき、Exitに抜けていったりするのだから。今までは、急ブレーキなどしなかったのだが、このLAに入ってきてから、幾度も急ブレーキを踏むことに。なれていないととても怖い!危険地帯だ。Never Lostの案内をきちんと聞いて早めの心構えをしないといけない。事故らないように気をつけなくては…。そう思いながら、細心の注意をしながら走っていたその時、それは突然起こった。
 5車線の最左レーンを走っていると、突然フロントガラスに衝撃が走った。"ババババババッ!"。びっくりして何がおきたのか、よくわからず、雹(ひょう)か何かが降ってきたのかとあたりを見渡した。しかし、そんな兆候は無く、フロントガラスは無数の当たった後が残っている。

 と前の車がスローダウンして左の路肩に待避した。僕はその横をスピードを落として通りざまに、その車を見た。何と後部座席右側のガラスが完全に吹き飛んでいるではないか(何であんなところが割れるんだ。中で銃でも撃ったのか?)。フロントガラスに降ってきたのはその割れたガラスの粒だったのだ。フロントガラスをよぉく見ると、あたかも散弾銃があたってかのように、そこら中に傷がついている。巻き添えを食ってフロントガラスが砕け散っていたらどうなっていたか…。メテオクレーターじゃないんだからやめてくれよ。しゃれにならない。

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